グリーンピースって子供のころから、シュウマイの上にのっていて、美味しくないというイメージがずっとありました。
その後も、美味しいと思ったことは一度もありませんでした。
ただ、冷凍食品のミックスベジタブルは、よく買っていたのですが、美味しいからというのではなく、彩りとしてもキレイだしお弁当やチャーハンを作るときに重宝していたからです。
ところが、グリーンピースは美味しくないものと思っていたのに、ウソのような出来事がおこったのです。
色んな野菜を作って、一番感動したのがグリーンピースでした。
とれたてを生のまま食べた時。豆ごはんにした時。これがグリーンピースなんだと衝撃を受けたのです。自分でもビックリ。
今まで食べていたグリーンピースってなんだったの?という感じ。
自分で作る野菜は何でも美味しいと感じるのは皆さん同じだと思いますが、これは別格でした。グリーンピースは是非作ってほしい野菜です。
それでは、グリーンピースを美味しく食べるレシピと育て方を説明します。
グリーンピース 嫌いな人も大好きになる レシピ
基本的にグリーンピースは下茹でしません。
炒めもの、煮物、揚げ物などすべて莢から出したままの状態を使用します。
下茹では、しちゃダメ。うま味が抜けてしまって、ボソボソになるし美味しさ激減です。
ただし飾り付けで使用するときだけ、下ゆでします。
①グリーンピースご飯
・米 3合を洗い、塩 小さじ2をいれて炊きます
・グリーンピースを莢からだしておきます。
・お米が炊き上がったら、グリーンピース 200gをフードプロセッサーで、10秒くらいつぶして炊飯器へ入れます。
・10分くらい蒸らせば出来上がり。
<フードプロセッサーを使わず、そのままの場合>
・お米3合を洗っておく
・グリーンピースを莢から出し(200gくらい)炊飯器に入れる
・塩 小さじ2 酒 大さじ1 分量まで水をいれて炊くだけ
②グリーンピース オムレツ 超簡単
・フライパンに油を引いて、莢から出したグリーンピース(量はお好みで)を軽く炒めます。
・お好みの個数の卵をお椀に割って、ときます。味付けは、塩コショウのみOK。
・フライパンに卵を流しいれます。
・フタをして弱火で数分、焼き色がついたら、裏返して再度数分。出来上がり。
*具だくさんにしたい場合は、キノコ(しいたけ、しめじ、エリンギなど)やウィンナーなどのみじん切りを入れても美味しくなります。
③グリーンピース かき揚げ
・材料は、家にあるものでOKです。
・卵、小麦粉、水を混ぜておく
・そこに玉ねぎ、にんじん、イカ、エビなどを入れて、混ぜ合わせる
(玉ねぎ、にんじん、イカは細切り、エビはどのままで大丈夫)
・油で揚げて出来上がり
②と③のレシピにおいても、①のようにフードプロセッサーで10秒ほどつぶしたもので作ると時間も短縮できます。
グリーンピースの育て方
グリーンピースの種まきは、ほとんどの地域では10~12月までの秋まきが主体ですが
冷涼地である北海道、東北は、春蒔きです。
①肥料
1㎡当たり堆肥2キロ、苦土石灰130g、化成肥料50gを入れて土と混ぜます。
②種まき
一カ所に2粒の種をまきます。
③支柱を立てて、ネットを張る
生育するにつれて、だいたい20センチくらいになるまでに、支柱を立ててネットをはります。
④収獲
莢がパンパンになったら収穫です。写真の状態は、もう少し我慢です。
スナップえんどうのような感じだと、まだ収穫の時期ではありません。
すごく膨らんだときがベストです。
収獲したら、すぐに茹でたり、調理に使用しないとすぐに味が悪くなってしまいます。
とにかく収獲したらすぐ食べるということです。
野菜は、とにかく鮮度が命。
グリーンピースは、足が早いです。
グリーピースの保存方法
<冷蔵保存の場合>
中身をとりだし、塩を入れたお湯で茹でます。
短時間でOK。冷まして、保存用袋にいれて冷蔵保存。
冷蔵保存しても出来るだけ早めに使うようにしましょう。
<冷凍保存の場合>
調理して使用するならば、生のまま保存用袋に入れて大丈夫。
調理するときも、冷凍のままで使えます。
ゆでてから冷凍保存すると、調理するときにベチョベチョになってしまいます。
最後に、作るのは面倒だから買ってくるという方のために注意することがあります。
グリーンピースを買う時の注意するポイント
グリーンピースは莢つきのものを購入しましょう。
実だけのものを販売していますが、鮮度がおちているし、味も莢つきものと比較すると美味しくありません。
手間が省けてラクと思われるかもしれませんが、味は落ちると思ってください。
スーパーに並んでいる時点で、すでに収獲してから3~4日は経過しています。
そうなると余計に鮮度が低下していますから、莢つきをオススメします。
グリーンピースのレシピと育て方についていかがでしたか。
あまり好きじゃないという方ほど、作ってもらいたい野菜です。
今まで食べていたのはなんだったんだろうというくらい、感動します。