カビって、ガンコなものだったらとるのも大変です。
とったとしても、根元が残っていたらまたカビが生えてきてしまいます。
これからのじめじめ梅雨の季節は、さらにカビが・・・
ネットで評判のカビ退治に効果があるとされている成分や方法について
「助けて。きわめびと」で実際に実験検証をしていました。
実験検証したのは、カビ研究40年の大阪市立自然史博物館 外来研究員 浜田信夫氏。
今までやってきたカビ取りは、実は間違いだったかもしれません。
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あなたがやってきたビ取り 本当は間違い?
ネットで評判のカビ退治に効果があるとされる成分の実験を行っています。
<カビ退治に効果があるとされる成分4つ>
①リモネン、クエン酸
②酢をまぜた水
③レモン果汁
④蚊取り線香の煙
これらの成分をそれぞれ寒天培地にたらして、カビを培養してみたところ見事に全部、カビが繁殖していました。つまり何の効果もないということです。
酢やレモンなどの酸が有効なのは、細菌に対してです。
細菌は酸に弱いのです。
カビは、酸を好むためにエサにしてしまいます。
浴室はカビが多く細菌は少ないため、お酢をまけばカビが繁殖してしまいます。
台所のシンクの下は細菌が多いので、お酢をシュシュッと使えば除菌になります。
浴室のカビ対策 ネットで評判の水シャワーは間違い?
水温20℃と45℃のシャワーをお風呂場で使ってどんな違いがあるのか実験
<実験のやり方>
・浴室にカビを生やしたシャーレを置いて、シャワーをかけます
・3日後、浴室の空気中にどれくらいのカビがあるのか調査
<結果>
20℃のシャワー ⇒ カビでいっぱいになりました
45℃のシャワー ⇒ ほとんどカビは検出されませんでした
温度の異なるシャワー 一体何が違うのでしょうか?
<20℃の水の場合>
浴室の壁にカビが生えていて水をかけると、カビの胞子を爆発的にまき散らしていることになります。
まき散らされた胞子は、色んな所の湿気ったところに取り付いてカビが生えてしまいます。
<45℃のお湯の場合>
水の時と同じで胞子は飛び出しますが、胞子はお湯によってダメージをうけているので
飛び散っても既に死んでいるのです。
カビ退治は、予防が大切。
一週間に一度は、45℃のお湯をかければカビ対策になります。
ただし、お湯をかけたあとにモワッと湿気っているので乾燥さえることが大切。
換気扇をつけっぱなしでも、電気代は1ヶ月 約400円。
カビ対策 カビを退治する方法 浴室編
塩素系漂白剤を使用します。
カビをとろうとして、カビが生えているところに、漂白剤をかけると垂れてきます。
垂れるのを防ぐために、粘り気を出してあげます。
材料は、片栗粉。
片栗粉はでんぷんなので、塩素系漂白剤と混ぜても反応することはないので、問題ありません。ただし、塩素系漂白剤を使用するときは、手袋、マスクは必ず着用しましょう。
塩素系漂白剤と片栗粉の混ぜる割合は、1:1。
これをカビの部分にぬって30分くらい放置します。
その後、水できれいに流します。塩素系漂白剤が入っているのでお湯ではなく、水でしっかりと流します。
片栗粉は残ってしまうとカビのエサになってしまいます。
カビの予防 冷蔵庫の防カビ剤
使用するのは、ワサビ。
揮発性の辛味成分に防カビ効果があるのです。
ワサビを小皿にいれて、ラップに包んで、つまようじで何カ所か穴をあけます。
カビを予防する成分が広がるように、冷蔵庫に入れておけば、カビ対策ができます。
冷蔵庫に入れておくだけですから、とっても簡単です。
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カビの専門家が教えるカビ対策。あなたのカビ取り間違っているかも?いかがでしたか。
実際に実証実験しているので説得力があります。
浴室のカビ対策は、お湯をかけるだけで予防ができるのでとっても簡単。
あとは乾燥させるだけです。
これからの季節、カビを寄せ付けないカビ予防が大切ですね。
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