ナスは、今では一年中手に入れることができるようになりました。
旬といえば、やはり6月~9月です。この時期のものは味がいいうえに、値段も安いです。
ダイエットに最適な野菜というのは、糖質がほとんどないということで、ナスもそのひとつですよね。
実際にナスの栄養素ってどれくらいあるのでしょうか。
他の野菜との比較をみていきましょう。
ナスの栄養成分
栄養成分は、文科省の食品成分データベースを参考にしています。
なす生の場合 可食部100g当たり
エネルギー | 22kcal |
水分 | 93.2% |
タンパク質 | 1.1g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 5.1g |
食物繊維総量 | 2.2g |
ナスは水分93%とほとんどが水分の野菜です。
他の野菜と比較すると・・・
100g当たりのエネルギーを比較してみました。
かぼちゃ 日本かぼちゃ・・・49kcal 西洋かぼちゃ・・・91kcal
トマト 19kcal
ピーマン 青 22kcal 赤 30kcal 黄 27kcal
きゅうり 14kcal
こんな感じですから、カロリーでいえば、ピーマンと同等といえます。
それでは糖質に着目してみましょう。
ナスの糖質は?
ナスの糖質は、炭水化物5.1g- 食物線維 2.2g=2.9g
他の野菜と比較した糖質は・・・
かぼちゃ 日本かぼちゃ 8.1g 西洋かぼちゃ 17.1g
トマト 3.7g
ピーマン 青 2.8g 赤 5.6g 黄 5.3g
きゅうり 1.9g
ナスは、きゅうりとほとんど変わらないってことですね。低糖質です
ナスの成分って他には何があるのでしょうか。
ナスに含まれる成分
今までみてきたように、ナスって水分ばかりで、何の栄養もないんじゃないのって思われている方が多いと思います。
ところが、ナスには機能的な成分も含まれているのです。
【ナスニン】
ナスの皮の部分 つまり紫色の部分に含まれている成分です。
これは、赤ワインなどに含まれているポリフェノールの一種。
といういことは、活性酸素の発生を抑制する抗酸化作用があるんですね。
発がん抑制に効果があるといわれています。
【コリン】
機能性成分です。
副腎皮質や肝臓などに存在している無色の強アルカリ性物質で、血圧を下げる働きや胃液分泌促進、動脈硬化を防いだり、コレステロールを下げるなどの作用が認められています。
コリンは肝臓の働きをよくして、強壮、興奮作用があるとも言われています。
夏場に衰えた食欲、肝臓機能を高めるのにナスを食べることは有効ですね。
さらに、コリンから生成されたレシチンは、脂肪肝や肝硬変の予防、さらにアセチルコリンで動脈硬化や高血圧の予防などに役立ちます。
【プロテアーゼインヒビター】
肝炎や関節炎など痛みを抑えて、症状を改善してくれます。
ダイエット ナスの調理で注意する点
ダイエットに最適といいながら、調理の仕方を間違ったらどうしようもありませんよね。
気をつけなければならないのが、油と砂糖!
ナスと油は相性がいいので、当たり前のようにたっぷり入れてしまいます。
それではダイエットをしたとしても意味をなさなくなります。
ですから油をなるべく使わない料理をしなくてはなりませんよね。
炒めものの油は少々にしましょう。 あとは煮たり、蒸したり、漬けて食べましょう。
焼きナスも美味しいのですが、皮の部分に含まれているナスニンの成分はすべて失われてしまいますよね。
これではもったいないので、まるごといただくような調理方法でいただきましょう。
ナスがダイエットに最適なのはなぜ?栄養成分、他の野菜との比較いかがでしたか。
これからの季節、ダイエットを始めようとしている方にはピッタリだと思います。
いくら食べても大丈夫なナスですが、調理方法には気を付けてくださいねl。