うんこが臭いって当たり前ですが、それが極端に臭いってことありませんか。
それも、肉を食べた後が極端にクサイというようなことです。
若いころはそんなに臭いと感じたことはなかったのですが・・・
そもそも、うんこ(便)って何でできているのでしょうか。
一番多いのは、水分。全体の80%を占めています。
残りの20%は、腸内細菌、食べかす、古くなって剥がれ落ちた腸粘膜など。
腸粘膜の細胞は皮膚のアカと同様、腸の中でアカが毎日発生しているのです。
この腸の細胞は、2日で入れ替わります。
食べたものがすぐに影響しているってことですよね。
そもそもうんこ(便)のニオイは、どこから発生するのでしょうか。
食べたもののニオイがそのまま便として出てくるわけではなく、
タンパク質が分解されてアンモニアなどのニオイ物質が発生。
これが便の悪臭を構成しているのです。悪臭は腐敗臭。
この腐敗が進行して臭くなるのですが、これには原因があるんです。
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便(うんこ)が臭い原因は?
おもに、3つあります。
ストレス、咀嚼不足、腸の汚れ
①便(うんこ)が臭い原因 ストレス
ストレスを感じると、ペプシンという酵素が分泌されないようになります。
ペプシンは、食べ物が胃に入ってきたときに消化されるための酵素です。
そして、ストレスによって、小腸の働きにも悪い影響を与えます。
腸のせんどう運動を抑えてしまうのです。
そうなると、便秘になりますよね。
食べ物が腸内に留まってしまうわけで、便秘になると腐敗が進んで悪臭が強くなるのです。
②便(うんこ)が臭い原因 咀嚼不足
食べ物をよく噛まないでいると、胃に入った食べ物はうまく消化されません。
消化されない食べ物は、体内に入ると腐敗の材料になるのです。
しっかり消化させるためには、よく噛むことです。
唾液に含まれているアミラーゼ、リパーゼなどの酵素は、消化を促進してくれます。
③便(うんこ)が臭い原因 腸の汚れ
大腸には細菌がすみついています。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類。
善玉菌は、よく耳にするビフィズス菌などで、体に役立つ働きをしています。
悪玉菌は大腸菌やウェルシュ菌などで体に良くない働きをします。
日和見菌は、体調や食事によって善玉菌、悪玉菌どちらにもなります。
この腸内細菌の善玉菌が減ってしまうと、悪玉菌が増えて、
消化されていない食べ物を分解する際に有害物質を作り出して、便が臭くなる原因にもなるのです。
40代を過ぎたころから、腸の汚れは進みます。
うんこを臭くさせない腸内環境を整えれば、大丈夫ということになります。
便(うんこ)が臭くならない簡単にできる改善方法
それは、腸内バランスを整えるということです。
善玉菌を増やす
手っ取り早いのが、ヨーグルトを毎日食べることです。
ただし、食べたヨーグルトのビフィズス菌は、胃に入ると胃の酵素で死滅してしまいます。
毎日食べ続けて、少しずつ善玉菌を増やしましょう。
善玉菌のエサとなるオリゴ糖も一緒に摂取!
腸の中の善玉菌のエサとなるのがオリゴ糖です。
オリゴ糖を食べた善玉菌が、増殖すると悪玉菌は自然に減少していきます。
オリゴ糖を含む食べ物をとるようにしましょう。
<オリゴ糖をたくさん含む食べ物>
・にんにく
・ごぼう
・アスパラガス
・はちみつ
・大豆
・味噌
・しょうゆ
悪玉菌を減らす方法
悪玉菌を体の外に出してくれるのは、食物繊維。
悪玉菌が出した有害物質や毒素、悪臭物質をまとめて吸着して、うんこ(便)となって排泄してくれます。
これは便だけでなく、体臭予防にもつながります。
<食物繊維を多く含む食品 トップ20(7訂食品成分表より)>
順位 | 食品名 | 成分量(100gあたりg) |
1 | いも及びでん粉類/こんにゃく/精粉 | 80.0 |
1 | きのこ類/(きくらげ類)/あらげきくらげ/乾 | 80.0 |
3 | 藻類/てんぐさ/粉寒天 | 79.0 |
4 | 藻類/てんぐさ/角寒天 | 74.0 |
5 | いも及びでん粉類/こんにゃく/凍みこんにゃく、乾 | 71.0 |
6 | きのこ類/(きくらげ類)/しろきくらげ/乾 | 69.0 |
7 | 野菜類/わらび/干しわらび、乾 | 58.0 |
8 | きのこ類/(きくらげ類)/きくらげ/乾 | 57.0 |
9 | 藻類/えごのり/素干し | 53.0 |
10 | 藻類/ひじき/ほしひじき/ステンレス釜、乾 | 52.0 |
10 | 藻類/ひじき/ほしひじき/鉄釜、乾 | 52.0 |
便(うんこ)の臭いを改善する方法は、ストレスがかからない暮らしを心がけ
食べ物を食べるときはよく噛む、そして腸内環境を整えるということです。
それでは、おならが臭いのは、便と同じなのでしょうか。
おならが臭い原因は・・・
1日に腸でつくられるガスは、400~1200ml。
このガスは、腸内細菌が食物を分解したときに出るので、本来はニオイのないものがほとんどです。
例えば、水素やメタンなど。
ところが、胆汁酸の分泌が十分ではなく、腸内の悪玉菌が増えてしまうと、
タンパク質や脂肪分を分解する際に、アンモニアや硫化水素、インドールなどの臭いのあるガスを発生させることがあるのです。
この時、おならが臭くなります。
どうしておならが臭くなるのかという原因は、高脂肪、高タンパク質の食物の取り過ぎが考えられるそうです。
おならが臭いと思ったら、食生活を見直すことが大切です。
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便(うんこ)、おならが臭い原因は?簡単にできる改善方法 いかがでしたか?
まずは、普段の生活の見直しをすることが大切ですね。
そして、腸内環境をよくするように食生活を見直していけば、臭いの元が改善されそうです。