お酒を飲むとついつい飲みすぎてしまって
二日酔いで翌日がつらい!なんてことがよくあります。
そんなに飲まなきゃいいのにと飲む前はわかっているのに、
結局飲み会の場に行くと飲んでしまうんですよね。
何度繰り返してもやってしまうという方にとっては
現役のお医者さんがどんな飲み方をしているのか
二日酔い対策と二日酔いにならない飲み方を
テレビ番組『健康カプセル ゲンキの時間』でやっていました。
これは知っておくと、とても助かると思います。
現役の医師は東海大学医学部東京病院に勤務している4名のお医者さん。
<スポンサーリンク>
医師がすすめる二日酔い対策
1.水をたくさん飲む
身体の脱水を回復させて、アルコールの代謝を促進してくれます。
2.寝るときは、右側を下にして横になる
胃から十二指腸にかけて、左から右に食べ物が通ります。
右側を下にして寝ると消化がスムーズに行われ吐き気を抑えられます。
3.果物を食べる
柿やいちご、キウイなどビタミンCを摂取しましょう。
アルコール分解を助け、肝機能を回復する働きがあります。
実際に現役のお医者さんは、どんな飲み方をしているのでしょうか。
医師が実践!二日酔いにならない飲み方
まず飲む前に飲むものは『ウルソ』
ウルソとは、ウルソデオキシコール酸。
クマの胆のうから、発見された胆汁酸で、
肝臓に作用して胆汁の流れを良くしたり、肝臓の機能を高めるという報告もあります。
実際に、肝臓が悪い患者さんに処方していた薬で
現在は錠剤や飲料として市販されているそうです。
一杯目に飲むものは?
ビールなどのアルコール度数の低いものを飲みましょう。
最初から濃いアルコールにするとアルコールの血中濃度が高くなって
血圧や意識に影響します。
そもそもお酒を飲むとどうして酔っぱらうのかというと
アルコールは胃と腸で吸収されて、肝臓で分解され全身に運ばれます。
肝臓で処理される量はきまっていて、急激にアルコール量が増えたり、許容量を超えると分解しきれずに酔ってしまうのです。
アルコール濃度の低い飲み物は ハイボール、サワー、ビール
医師が実践!二日酔いにならないおつまみの選び方
サラダ
生野菜中心の味付けが少ない方がいいです。
シーザーサラダなどのドレッシングはカロリーが高めなのでおすすめではありません。
野菜は食物繊維が多く含まれていて、食物繊維は胃の中にアルコールを長く留める力があります。
アルコールの吸収を緩やかにして悪酔いを防ぐ働きがあります。
さらに、ブロッコリースプラウトは肝臓の防御機能を高める効果があるので
他の野菜と一緒に摂ると悪酔い、二日酔いの予防に最適です。
刺身
マグロの刺身 EPA、DHAの魚の脂が体によく、肝臓を活発にする働きがあります。
たこぶつ タコには、アミノ酸のタウリンが含まれています。
タウリンには、肝臓を守る胆汁を出しやすくして、肝臓を保護します。
揚げ物
軟骨のから揚げ、エビの素揚げ
鶏のから揚げよりも、カロリーは抑えられます。
油は悪いことばかりじゃなく、食物繊維と同じようにアルコールを胃から小腸に流すのを遅らせてくれるので血中のアルコール濃度が上がりにくくなります。
油ものは、消化に時間がかかり、胃に長く滞在するため、アルコールの吸収を妨げてくれます。
揚げ物が苦手な方は、マグロのカルパッチョがオススメ。
オリーブオイルで油を摂って、マグロとの相乗効果も期待できます。
最後の飲み物
ノンアルコールビール。
飲んでいる気分のまま、水分補給ができて脱水や二日酔い予防につながります。
だいたいビール1L飲むと、1.1~1.2Lの尿が出ます。
入った分の水分以上にアルコールが尿になって出てしまいます。
ノンアルコールビールは二日酔いを防ぐ役割になります。
シメの食事は我慢するのがベスト。
どうしても食べたい場合は、『そば』にしましょう。
レチンというポリフェノールの抗酸化作用で肝臓機能を助ける働きもあります。
【守らなければならない1日の適量アルコールは20gまで】
・お酒:1合(180ml)
・ビール:中ビン1本(500ml)
・ワイン:グラス2杯弱(180ml)
これじゃ全く足りないという方は、1週間トータルで考えましょう。
1週間で2日間の休肝日を作って、1日アルコール量60gまでということを覚えておきましょう。
アルコール60gというのは、日本酒でいえば3合(540ml)まで。
日本酒換算で3合以上を常習的に摂っていると、様々な生活習慣病を含めた病気が発生する率が高くなるそうです。
<スポンサーリンク>
医者が実践!二日酔い対策と二日酔いにならない飲み方 いかがでしたか。
せっかく楽しく飲んでも二日酔いなっていたのでは、つらいだけですから、
美味しいお酒を飲めるようにするためにも参考にしてみてはいかがでしょうか。