脂肪にも痩せることにつながる良い脂肪があるそうです。
それが褐色脂肪細胞。
特に鎖骨付近に集中して良い脂肪があるんです。
褐色脂肪細胞って何かご存知ですか?
脂肪細胞には、基本的に白色と褐色に2種類があるんです。
テレビ番組【美と若さの新常識】で放送されていました。
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褐色脂肪細胞とは
褐色脂肪細胞は、赤ちゃんがたくさん持っています。
どうしてかというと、これは寒さ対策です。
お母さんの体内にいるときは、37℃くらいですが
生まれてくると、体内よりも10℃くらい低いところに出てきます。
すると寒いですよね。
赤ちゃんは寒いからといって筋肉を使って熱を作ることができないので
このときに褐色細胞を使って熱を作っています。
熱を生み出すヒーターを持っているのです。
寒さを感じると体温を上げるために、
褐色脂肪細胞は自分の脂を使って熱を作ります。
しかしそれでも足りなくなると
全身の白色脂肪細胞の脂を使って熱を生み出しているんです。
これが痩せるメカニズム。
ただ褐色脂肪細胞は、年齢とともに減少します。
減り方は、個人差が大きいです。
赤ちゃんの時に持っている褐色脂肪細胞は、減ってしまい
増やすことはとても難しい。
ところが、褐色脂肪細胞と同じ働きをするもうひとつの脂肪細胞があるんです。
それがベージュ脂肪細胞。
ベージュ脂肪細胞とは?
ベージュ脂肪細胞は、白色脂肪細胞が元になって生まれています。
①白色脂肪細胞自体が変化してベージュ脂肪細胞になる
②白色脂肪細胞の赤ちゃんが変化してベージュ脂肪細胞になる
この二通りがあります。
典型的な褐色脂肪細胞がなくても、白色脂肪細胞の中のベージュ脂肪細胞を増やしていけば、褐色脂肪細胞と同じようにヒーターとして働いてくれることがわかっています。
適当な条件を与えてやれば、ベージュ脂肪細胞は増やすことができるんです。
このベージュ脂肪細胞は、現在では褐色脂肪細胞とあわせて褐色脂肪細胞と言われています。
褐色脂肪細胞を増やす方法
冷やす!つまり寒冷刺激。
体を冷やすとヒーターの役割を担う褐色脂肪細胞が増えるんです。
実際に寒冷刺激で褐色脂肪細胞が働くと消費されるエネルギーが高くなることがわかっています。
<実験>
番組では、アイスベルトを使っていました。
保冷剤が入ってるアイスベルトを首元にまいて、体を冷やします。
1日2時間冷やし1週間継続しました。
<実験結果>
鎖骨付近の褐色脂肪が増えていました。
1週間の実験で、4人中3人が体脂肪率減少。
<注意点>
冷やし過ぎは良くないので、十分注意しましょう。
血圧が変動してしまって、予期せぬ病気になることもあります。
冷やし過ぎなくても褐色脂肪が活性化する方法
胸元のあいた服を着る
首の周りから寒冷刺激にさらされる機会が増えるので
褐色脂肪の機能が高まる可能性があります。
水泳など寒さを感じる運動をする
褐色脂肪細胞を増やす方法 食べ物で増やす
寒冷刺激と同じ働きをする食べ物があります。
寒さを感じるのは皮膚表面に温度センサーがあるからです。
この温度センサーをトリップチャネルといいます。
トリップチャネルは、温度に反応し信号が脳へ行き
褐色脂肪を活性化させます。
トリップチャネルは、口腔内、消化管、胃、腸にも存在しています。
このトリップチャネルを食べ物の成分で刺激させましょう。
トリップチャネルには3種類あります。
<トリップV1>
とうがらし、黒こしょう、しょうが、青魚(いわし、サバ、まぐろトロなど)
<トリップM8>
ミント、ペパーミント
<トリップA1>
たまねぎ、にんにく、和がらし、わさび、シナモン、緑茶
これら複数の食材を同時に食べる方がいいそうです。
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褐色脂肪細胞とは?褐色脂肪細胞を増やす方法!ベージュ脂肪細胞も!いかがでしたか?
褐色脂肪は、ダイエットだけでなく糖尿病や心不全など健康寿命を延ばす可能性がある脂肪なんだそうです。
普段からバランスの良い食事を心がけるとともに、トリップチャネルを刺激する食材も取り入れていきたいものです。
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