3月でも朝晩の気温差が10度以上というのはよくあります。
気温の差による寒暖差があると、身体がだるいとか疲れやすいって感じることが増えてきました。
実際に気温差によって、体調を崩す人は多いんだそうです。
気温差でどうして体調を崩すのか、
体長不良を自分で改善できる対策について
『健康カプセル ゲンキの時間』で放映されました。
説明されていたのは、東京有明医療大学 医療博士 川島 郎氏。
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気温差による体調不良は、なぜ起きるの?
主な原因は、活性酸素。
活性酸素は、殺菌力が強く細菌などを撃退する役目もありますが
増えすぎると、正常な細胞も攻撃してしまうため、人体を酸化させて害を及ぼすこともあります。
<実験>
3人の唾液の成分から酸化度を計測
21.5度の部屋と7.4度の部屋を交互に15分ずつ
2往復。
その後の酸化度を計測
すると3人とも酸化度の数値が上がっていました。
活性酸素は、気温による寒暖差がどうして関係あるのかというと
自律神経が関わっているんです。
自律神経は、身体の機能を自然に調節している神経で
内臓の働きを司っています。自律神経には2つあります。
緊張状態にあるのが ⇒ 交感神経
リラックス状態にあるのが ⇒ 副交感神経
自律神経と活性酸素との関わりは?
寒い場所 ⇒ 交感神経が優位
暖かい場所 ⇒ 副交感神経が優位
自律神経は、体温を調節している働きがあって
気温の差つまり寒暖差が激しくなるとストレスになって
交感神経が優位になりっぱなしになるのです。
というわけで、活性酸素が増えて、体調を崩す人が増えるのです。
気温の差による体調不良は、個人差があります。
体質や生活習慣が影響していることも多いです。
気温差に弱い人の特徴
①手足が冷たく感じる事が多い
②熱中症にかかった事がある
③普段の生活が不規則
④お酒を週2日以上で飲む量が多い
⑤ストレスや心配事をかかえている
[解説]
①、② 冷え性や熱中症の経験がある人は体質的に
気温差に弱い傾向があります。
③不規則な生活習慣だと自律神経が整いにくくなるため寒暖差に弱い
④お酒を飲む量が多いと、それを分解するために
余分なエネルギーを消費するため寒暖差の影響を受けやすい体になっている
⑤ストレスがかかり続けると交感神経が優位になって
疲弊し自律神経による調節がきかなくなる
気温差に強くなるには、自律神経のバランスを整えることが大切!
現代は、ストレス社会で常に交感神経にスイッチが入って疲れています。
普段から副交感神経を優位にして、自律神経のバランスを整えることが大事です。
気温差による体調不良 簡単にできる対策
気温差による体調不良 対策 目元温め法
・タオルを水でぬらし、しぼる
・500Wの電子レンジで40秒
・目の上に2分間のせる
タオルの温度は人肌よりも少し熱い40℃くらいが適温
気温差による体調不良 対策 指先揉み法
指先は、身体の末端で動脈から静脈へ血管が切り替わるポイント。
この部分は血行がよくなると心臓へめぐる血流も促進され
身体全体が温まりリラックスします。
指の爪の生え際にある井穴(せっけつ)というツボを押すと
副交感神経が優位になり血管が開きます。
・爪の両側を指で挟んで左右にグリグリひねる
・指1本に対し、10~20秒ほど行う
井穴は、薬指を除く4本は、副交感神経
薬指だけ交感神経なので、シャキッとしたいときは薬指を揉みましょう。
気温差による体調不良 対策 腹式呼吸
深い呼吸ができる腹式呼吸で
息を吐くことによって不交感神経を優位にするスイッチが入ります。
寝てても、座ってても、立ってても姿勢が良い状態で行いましょう。
・おへその下に両手を置く
・お腹をふくらむように息を3秒吸って、お腹がへこむように6秒吐く
10回ほど繰り返します
気温差に対し、根本的に体質を改善するには?
適度な運動がオススメ
適度な運動とは、自分にとって少しきついくらいです。
<適度な運動>
・1.5倍のスピードで歩く
・階段を使う
・電車などでは座らない
嫌な事を日常生活に積極的に取り入れるようにしましょう。
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気温差による体調不良はなぜ起きる?簡単にできる対策は?いかがでしたか。
生活習慣を見直したり、日頃から運動をして、自律神経のバランスを整えることが大切です。
指先のツボ揉みや腹式呼吸は、テレビを見ながらでも出来るので毎日続けられそうです。
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