夏みかんは、春から夏にかけてが一番美味しく食べられます。
実は夏みかんって冬の間にすでに果実として木に生っています。ですが、そのときに食べてしまうと酸っぱくて食べられたものではありません。
この酸味を抜くということで、3月から5月に収穫して食べごろになるんだそうです。
今が旬の夏みかんでジャムや寒天を作ってみました。
夏みかんを使った寒天の作り方
夏みかんだけの寒天でもよかったのですが、牛乳があったので牛乳寒天の夏みかん入りにしました。
これならカルシウムもとることができますよね。
まず最初に牛乳カップ3杯(600cc)をフライパンにいれ火をつけます。
牛乳は沸騰する直前まであたためて、粉寒天をいれます。
砂糖は、適当に入れます。甘い方がよければ、砂糖を多めに。
泡だて器でまぜて、粉寒天を溶かします。
夏みかんの実だけをとって、容器に敷き詰めておきます。薄皮も外します。
この実は、夏みかん2個分です。
牛乳に粉寒天が溶けたら、夏みかんを敷き詰めた容器にそのまま流しいれます。
荒熱をとって、冷蔵庫で冷やして完成。
ちょっと見た目がフルーチェみたいですが、ちゃんと固まっています。
ほんのり苦味のある夏みかんと、砂糖をいれた牛乳寒天で美味しくいただきました。
次に夏みかんジャム。マーマレードです。
圧力鍋で夏みかんジャムの作り方
圧力鍋で作るのでとっても時短できます。
今回つかった圧力鍋は、ゼロ活力ナベ。
最初に夏ミカンの皮を細く切ります。
それを、水に浸しておきます。
苦味をとるために、圧力鍋に夏ミカンの皮と水をいれて、圧力がかかったら火をとめます。
しばらくして圧が下がったら、とりだします。
再度、圧力鍋に夏ミカンの皮と砂糖をいれます。
砂糖は、好みによります。
甘味が強い方がよければ、重量の60%くらいの砂糖をいれます。
今回は、甘さ控えめなので、重量の35%程度にしておきました。
圧力鍋に圧がかかってオモリが揺れたら火を止めます。
圧が自然に下がってから、フタをとります。
あとは、好みの硬さになるまで煮詰めるだけ。
やわらかめでも、時間がたてばちょうどよくなります。
ジャムだからって、瓶詰めじゃなくても大丈夫。
ジャムというと、保存食品ですか瓶詰めにしますが、ビンを煮沸するのも面倒と思われた方は、冷めてからフリーザーパックやタッパーなどにいれるのもアリです。
小分けにしておいて、すぐに食べるなら全く問題ないです。
すぐに食べない場合でも冷凍保存すれば大丈夫。
食べるときに、自然解凍すればいいですからね。
夏ミカンのジャムいかがでしたでしょうか。
保存食にもいいですし、ジャムをつかってお菓子にも使えます。
ジャムにしておくと、いつでも食べられるから便利。
ヨーグルトにかけて食べてもとっても美味しいです。
是非作ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに夏ミカンの効能っていろいろあるんです。
夏みかんの効能
ビタミンCやクエン酸、ペクチンがたっぷり含まれています。
ビタミンC
ご存知のとおり、シミの改善には最適だし、紫外線からも守ってくれます。シワの改善やコラーゲンの生成を助けて、肌のターンオーバーも整えてくれるんです。
美容だけでなく、健康にもよくて、抗酸化作用があるので免疫力アップで病気になりにくい体にしてくれるのです。
クエン酸
疲労回復や動脈硬化を予防する働きがあります。
乳酸がたまると疲れやすくなりますが、この乳酸を分解してくれるんです。
ペクチン
食物繊維です。
整腸作用があって、下痢や便秘を予防してくれます。
また、血液中の悪玉コレステロール(LDL)を下げる働きがあるんです。
動脈効果や心筋梗塞、糖尿病にもいいと注目されています。
精油成分
夏みかんの皮に含まれる精油成分。
皮をお風呂にいれると精油成分が毛細血管を広げるので、筋肉の凝りや神経の痛みを和らげてくれます。
神経痛やリュウマチ、痛風、冷え症に効果があるといわれています。
お風呂に入れるときの皮は、風通しのいいところで乾燥させたものを使いましょう。
これはチンピといって、漢方でも生薬として使われています。
このように、夏みかんには、体にいい成分がたっぷり含まれています。
皮まで使えて、ほとんど捨てるところがありません。
この時期だけの果物ですから、そのまま食べるだけではなく色々と堪能したいものです。