最近では、天候不順で、野菜の価格が高いということが当たりまえになってきました。
ただ、高いからと言っているだけではなにも始まりませんよね。
それなら自分で野菜作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
野菜によっては、そんなにお金をかけないで、しかも簡単に出来るものもあります。
難しく考えないで、まずは種まきしましょう。
種をまかないことには、野菜は出来ません。
一番簡単なのは、かいわれ大根のようなスプラウト。
新芽を食べるので、時間もかからないし、スポンジと水でできます。土も必要ありません。
野菜は種をまいてどれくらいで食べられるの?
野菜の種類によります。
一番早いものは、葉物野菜です。
小松菜やほうれん草、水菜、ルッコラ、春菊など。
これらは、3月くらいからタネをまくと30日くらいで食べられる大きさになります。
ラディッシュや二十日大根は、20日くらいで食べられるようになります。
そういう野菜じゃなくて、トマトやパプリカ、ズッキーニなどが食べたいと思われた方。
これはもっと時間がかかります。
種からの栽培となると、トマトは食べられるまでに4ヶ月程度かかります。
パプリカにしても、寒い地域であれば5ヶ月程度かかります。
ズッキーニも次から次に生ってくれますが、種まきしてから3ヶ月程度かかります。
種からではなく、苗をかってきて植えれば、栽培期間が短くなります。
野菜を育てるって時間がかかるんです。
種をまいてすぐに出来るわけではありません。
買って来た方がマシと思われた方は、作るのをやめた方がいいです。
家庭菜園の一番のメリットは?
野菜を作ることで、なにが一番いいかというと、節約ということもありますが
新鮮な野菜がすぐに食べられるということです。
当たり前ですが、野菜は、収穫したときが一番鮮度がいい(新鮮)です。
ということは、栄養価もそのときが一番高いのです。
お店で買ってきた野菜は、収穫してどれくらい時間がたっているのかわかりませんよね。
そうなると鮮度もよくないし、栄養価もおちているわけです。
それなら、自分で作って食べるのが一番体にもお財布にもいいのです。
それに自分で作った野菜ですから、何でも美味しいにきまっています!
一度自分の野菜を食べてしまったら、もうお店の野菜は食べられなくなるかもしれません。
それでは、野菜をプランターで作るやり方を説明します。
用意するもの
・プランター(100円ショップにもあります)
・野菜の種
・肥料
・土
野菜の作り方
①最初にどんな野菜を育てるかを決めます。
今では、直売所やホームセンターなどで簡単に種が購入できます。
比較的お手軽なのは、葉物野菜です。種代も数百円。
種袋に、栽培の仕方など記載されているので、それを見ながらやりましょう。
種まきの時期など、地域によって異なりますので、時期だけは間違わないようにしましょう。
今回は、葉物野菜の作り方について説明します。
葉物野菜といっても、いろんなものがあります。
例えば、アブラナ科の野菜 小松菜、水菜、チンゲンサイ、ラディッシュ、
アカザ科 ほうれんそう
キク科の野菜 シュンギク
セリ科の野菜 パクチー など
②作り方のポイント
プランターに土を入れます。
土選びは、ホームセンターで販売されているもので問題ありませんが
野菜を植えるので野菜用の土にしましょう。
肥料もホームセンターに野菜用とか書かれているものがあります。
葉物野菜の場合は、鶏糞で十分です。
③種まき
アブラナ科の野菜 種まきのポイント
土にすじをつけて、種をまき、土を軽くかぶせます。
フワフワのままではなく、手の甲でおさえると芽がでやすくなります。
種をまいたあとは、たっぷりの水をあげましょう。
④水やり
種をまいた後にたっぷりの水をやっているので
土がかわいていたらその都度水やりをしましょう。
水やりは基本的に朝のうちにやります。
芽が出てきたら・・・
水やりは、土が乾いたらやるという感じ。
⑤間引き
葉っぱが混みあってきたら、間引きを行います。
一ヶ月ほど経過すれば、大きく育って食べられるサイズになります。
食べるときに収穫するのが一番です。
葉物じゃなくて、トマトやピーマンなどの夏野菜を育てたい場合
葉物野菜と同じで、市販の土で大丈夫です。
あとは肥料に気を付けるだけ。
やりすぎは良くありませんが、適度にないと栄養不足になってしまいます。
ホームセンターにトマトやピーマン用と書かれた肥料があります。
トマトなどの生り物野菜(次から次に実ができるので生り物野菜といいます)は、
種をまいてから収穫するまでに4ヶ月ほどかかります。
種からの場合は、播種箱に種をまいて移植するやり方が普通です。
種まきが面倒な方は、苗を買ってくるとラクです。
葉物との大きな違いは、生育段階の管理。
トマトが育つにつれて脇芽が伸びてきます。
脇芽というのは側枝のことです。これをとる作業をしなければなりません。
脇芽をとるのは、実に栄養をいかせるため。
つまりは余計なところで栄養分をつかわせないということです。
そして、支柱をたてることが必要。
マメに管理をすることが大切です。
水やりはそこまでマメじゃなくてもいいですが夏の暑い時期は毎日やったほうがいいです。
こんな感じで、野菜づくりと一言でいってもいろいろなやり方があります。
時期も関係しますので、まずは、葉っぱものから作っていって、
徐々に種類を増やしていきましょう。