愛犬には、いつまでも長生きしてい欲しいと思います。
最近では、室内犬が増えていて、運動不足となって肥満になっている犬が増えているようです。
知り合いの家の犬も太ってきて病院に連れて行ったら糖尿病だと言われたそうです。
病気になってしまったら、犬だけでなく、飼い主にとっても大変です。
病気にならないためにも太らせないためには、毎日の食事と運動が大切ですよね。
その前に、犬の理想体重を知っておくことが大切です。
愛犬の理想体重ってご存知ですか?
人と同じで、犬にも性格や体格など個体によって異なります。
一概に何㎏とは言えません。
一般的に基準としているのは1歳前後の体重。
その時の体型を触ってみて把握しておくのがベスト。
この時の体重を理想体重とすると、それから20%の体重の増減を異常とするのが一般的です。
まずは、どんな体型が理想なのか目安を知っておきましょう
その目安となるのが、ボディ・コンディション・スコア
ウェストがくびれいているか、肋骨をさわることができるかチェックしておきましょう。
飼い主さんがチェックすると甘くなりがちなので、ご近所さんや友人など第三者にやってもらう方がいいそうです。
愛犬の体型を知っておくために必要ですし、太らないように把握しておきましょう。
そもそもどうして太ってしまうのでしょうか。
原因をしっかり知っておくことが大切です。
だいたいは、日頃の習慣として過剰におやつをあげてしまったり、散歩をしていなかったりと飼い主さん自身にも問題があるようです。
参考資料:わんにゃんウォーカー
食事やおやつ以外で太る原因って何でしょうか。
犬が太る原因とは?
避妊や去勢による性ホルモンの変化があります。
メスの場合 ⇒ 発情期になると食欲が落ちます
オスの場合 ⇒ 発情期のメスに反応して食欲が落ちます
ところが、避妊や去勢をすると、一年を通して一定量を食べるため、太ってしまうのです。
年齢とともに代謝が悪くなるので、年をとるほどに太ってきます。
犬の肥満のリスクは?
関節
これは人も同じですね。太ってしまうとヒザが痛くなったりと関節に問題がでてきます。
犬も太ってしまうと、重い体重を支えるために膝関節の軟骨が圧迫されてすり減ってしまいます。
さらに症状が悪化してしまうと、骨同士がぶつかって、骨関節症になってしまいます。
【気付きのポイント】
・歩き方が普段と比べるとおかしい
・階段を躊躇する
・車に飛び乗らなくなった
腰
動物は腰椎に肋骨がないので、4本の足で立つと補助してくれる骨がありません。
内臓が背骨にぶら下がっている状態です。
犬の体重が増えてしまうと、お腹の脂肪も加わり、腰に負担がかかってしまいます。
腰を痛めると椎間板ヘルニアになり、悪化すると歩けなくなることもあります。
熱中症
これからは気温が上がる季節です。
太るということは、脂肪の服を着ているのと同じ。
脂肪は熱をため込みやすいので、熱中症にかかりやすくなります。
低酸素状態
犬も無呼吸症候群に近いことがおこります。
犬にとっては口から肺につながる気道に脂肪がつくと空気の通り道が細くなって酸素が取り込みづらくなります。
低酸素状態になると、心臓が血液を送るのに必死に酸素を補おうとして働くので心不全になってしまいます。
血圧もアップし、腎臓に負担がかかり血栓症の恐れもあります。
【気づきのポイント】
・寝ている時にに小刻みに震えたり、フゴフゴと音がしたり、いびきを掻いていたら注意しましょう。
愛犬の正しいダイエット方法 <食事編>
ダイエットをする前に、目標体重を決めましょう。
これは人も同じですね。
体重減少の目安 1週間で1~2% 1ヶ月で4~8%
時間をかけて少しずつ落としていきましょう。
おやつ
今までおやつは別腹って思っていませんでしたか?
一緒にいると、ついついエサ以外におやつをあげるってしたこがあると思います。
おやつをあげるなら、エサで代用しましょう。
代用するということは、1日のカロリーは変えないで、エサの量で調節するということです。
野菜でカサ増し
ダイエットするということは、エサの量が減るということですから、犬にとってもストレスになります。
そのストレスを減らすためにも、カサ増し。
・キャベツなどは繊維質と水分がほとんどなので、カサ増しすることがストレスを減らす良い方法となります。
・ささみの煮汁を風味づけに寒天に混ぜるのもオススメ。水でふやかして量を増やすのもいいです。
・一日分のエサの量を、複数回に分けてあげると、空腹な時間が短くなってストレスを感じる時間も少なくなります。
愛犬の正しいダイエット方法 運動編
エサの置き場所
エサは、通常決まった容器で、あげていますよね。
容器ひとつではなくて、いくつかの容器にわけて、部屋の隅々に置くようにしましょう。
これは、エサを食べ歩く、捜し歩くことで自然と運動することにつながります。
歩く場所
アスファルトではなく、砂の上を歩かせると関節の負担も軽くなります。
それだけでなく、足場が不安定なので体を支えようとして筋肉への負荷がかかってカロリーも消費します。
筋肉をつけて基礎代謝アップのトレーニング法
カロリーを消費するなら、基礎代謝をアップさせることです。
基礎代謝は、筋肉を付けることでアップします。
①腰をゆっくり持ち上げて、前脚だけで立たせる。
ゆっくり下げてゆっくり上げるを1分間繰り返す
②脇を持って、後ろ脚だけで立たせる。
ゆっくり下げてゆっくり上げるを1分間繰り返す
愛犬のダイエット方法いかがだったでしょうか。
長生きしてもらうために、健康でいてもらわないといけません。
食事と運動、急にかえるというのは難しいですから、徐々にやっていきましょう。