紫外線対策って、春からで大丈夫と思っていたら大間違い。
夏じゃないからそんなに日焼けしないとか、朝のうちは大丈夫と思って
ちょっと無防備になっていることありませんか。
実は、それってとってもキケン行為だったんです。
紫外線について今まで知っていた事が、実は間違っているかもしれません。
季節に関係なく紫外線は、降り注いでいます。
まずは、紫外線について詳しく見ていきましょう。
季節によるUVインデックスの年間推移
UVインデックスとは
紫外線が人体に及ぼす影響度をわかりやすく示すために、紅斑(皮膚が赤くなる)紫外線量を指標化したもの。
現在、世界保健機関(WHO)などでは、UVインデックスを用いた紫外線対策を行うよう奨めています。
国内でも環境省から以下のような対処方法が示されています。
- UVインデックスが3以上の場合⇒できるだけ日差しを避ける
- UVインデックスが8以上の場合⇒できるだけ外出を控えたほうがよい
紫外線、太陽に当たらなければ大丈夫と思っているなら、それも大間違い。
というのも、光は直接当たらなくても散乱しているので、いくら日陰にいたり、
帽子や日傘をさしていても紫外線は容赦なく当たっているのです。
太陽からの光には、直射光と散乱光
直射光⇒太陽から直接地上に達する光
散乱光⇒太陽からの光が窒素・酸素などの空気分子にあたって、進行方向が変化し地上に達する光
紫外線は、直射光<散乱光
お昼くらいでは、紫外線の6割が散乱光なのです。
日陰や日傘や帽子で日射しをさえぎっていても、
空が見える所では目で感じる以上に紫外線を浴びることになります。
紫外線対策 天気が悪い、雨や曇りなら大丈夫?これも間違い!
雲は太陽光を遮るため、雲の量や雲の状態で、有害紫外線量に大きな影響を与えます。
晴れであれば、UVインデックスは、快晴の場合とほとんど同じ。
雲が覆っていても、薄曇りの場合は、快晴時の約8~9割。
曇りの場合は、快晴時の約6割。
雨が降っている場合は、快晴時の約3割まで減ります。
紫外線対策 朝なら大丈夫?これも間違い!
<時間帯による紫外線>
朝の8時って、そのままゴミ出しに行ったりしていることってありませんか。
午後3時と同じくらいの紫外線なんです。
朝から紫外線対策はしておかないといけませんね。
そもそも紫外線って何?
紫外線(UV)とは太陽の光の種類のひとつ
紫外線には、UV-A、UV-B、UV-Cがあります。
UV-Cは、オゾン層に吸収されるので、地上まで届きません。
UV-AとUV-Bは、肌にダメージを与えます。
UV-A(紫外線A波)とUV-B(紫外線B波)の違い
UV-A
320~400ナノメートルと波長が長い紫外線。
地表に届く紫外線の約95%。
窓ガラスを通して肌まで到達します。
表皮だけでなく、肌の奥の真皮まで届いてシワやたるみの原因になります。
日焼け止めなどに表記されているものは、PA+、+の数 4段階で表記されます。
UV-B
280~320ナノメートルと波長が中程度の紫外線。
紫外線の約5%。
肌の表面で吸収され、日焼け・シミ・ソバカスの原因になります。
表記は、SPF 数値が高いほど、防止効果が高いということになります。
お役立ち紫外線対策グッズ
・UVカット サングラス
・UVカット つばの広い帽子 つばが7cmあればm紫外線の60%はカットできる
・日傘 通常のもので90~95%カット
・アームカバー 屋外でも、エアコンのきいた寒い屋内でも使える
・長袖シャツ
・UVカットされたレースのカーテン
・UVカットマスク 今では色んな物があります。
顔全体を覆っていても、息苦しさを感じないなど
・日焼け止めスプレー(頭皮にもつかえる)
日焼けしてしまった後のケア あきらめないで!
日焼けしてしまった後は、あきらめずにケアをすることが大切!
シミの元となるメラニンが作られ始めるのは、紫外線をあびた3日後なんです、
だから日焼けして、しまったと思うだけじゃなくて、3日間のケアにかかっています。
では、どうすればいいのかというと
1日目 日焼けした肌をとにかく冷やす
直接、氷や保冷剤をあてると刺激になるので、
タオルなどでくるんでから冷やしましょう。
その後、化粧水などでたっぷり保湿。
2~3日目 1日目と同様にたっぷりの化粧水で保湿
美白美容液などで美白ケアをしましょう。
これで、ちょっとは安心です。
紫外線対策 まとめ
紫外線対策って、今まで思っていたのとどうでしたか?
ちょっとくらい、イイヤと思っていたことありませんでしたか。
紫外線について知ってしまったら、今日からさっそく紫外線対策をはじめましょう。
これからは、紫外線だけじゃない?
最近、話題になっているのは、近赤外線。
赤外線は聞いたことがあると思いますが、近赤外線というのは
波長領域において、赤外線と可視光線の間に位置しています。
近赤外線って、身近に使われていて
テレビなどのリモコン、光ファイバーやワイヤレスデジタル通信などの光通信に使われています。
他にもガンの診断や治療にも使われています。
ところが、肌にとってはよくないことがわかってきたそうです。
ポーラの研究で、紫外線UV-Aよりも肌の深部まで届き、光老化(シワ、たるみ)促進するそうです。
これからは、近赤外線対策も心がけなければなりませんね。